(この記事は 2014 年 1 月 31 日に Office ブログに投稿された記事 Update on InfoPath and SharePoint Forms の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
InfoPath および SharePoint のフォーム機能が今後どのようになるかについて、お客様からお問い合わせいただくことがあります。今回は、Office のフォーム機能の今後の展望について取り上げます。
お客様やパートナーからお寄せいただいたフィードバックや業界のトレンドを見てみると、進化を続ける今日のビジネス シーンでは、デバイスの壁を越えて使用できるインテリジェントで統合的なフォーム機能が求められているということがよくわかります。マイクロソフトは、PC、タブレット、モバイル デバイスなど幅広いデバイスから Office のクライアント、サーバー、サービス全般を使用して、インテリジェントで統合的なフォーム機能を誰もが簡単に設計、デプロイ、活用できるように取り組んで参ります。また、斬新な方法または従来の方法でデータにすばやく接続して処理できる、柔軟性と機動性を兼ね備えたツールを提供したいとも考えています。
ここからは、今後フォーム機能をどのように進化させていくかについて具体的にお話しします。既存投資を合理化し、より高度に統合されたフォーム機能のユーザー エクスペリエンスを Office 全般で提供するための取り組みの一環として、マイクロソフトは現行の InfoPath を廃止し、SharePoint、Access、および Word への投資を続行することを決定しました。これにより、デスクトップ クライアントとしては InfoPath 2013 が、InfoPath Forms Services としては SharePoint Server 2013 のバージョンが最終リリースとなります。Office 365 の InfoPath Forms Services は、別途お知らせするまで引き続き保持され、機能が提供されます。
マイクロソフトでは、次世代フォーム機能を構築すると同時に、InfoPath のお客様向けに移行に関するガイダンスの作成にも取り組んでいます。テクノロジに関する詳細なロードマップやガイダンスの発表を予定していますが、それまでは引き続き InfoPath ツールをご使用ください。また、InfoPath 2013 デスクトップ クライアントおよび SharePoint Server 2013 用 InfoPath Forms Services は、2023 年までサポートを継続することとなりました。
Office のフォーム機能の展望については、今年中により詳細な情報をお伝えします。3 月に開催される SharePoint Conference では、「InfoPath および SharePoint のフォーム機能の更新 (英語)」というセッションで現在開発中の製品について簡単にご紹介しますので、ぜひご参加ください。このセッションは、カンファレンス終了後にもオンラインでご覧いただけます。
InfoPath についてよく寄せられる質問
マイクロソフトでは今後新しいバージョンの InfoPath をリリースする予定はありますか?
新しいバージョンの InfoPath デスクトップ クライアント、および InfoPath Forms Services をリリースする予定はありません。今後は、Office テクノロジ全般で使用できるインテリジェントで統合的な新しいフォーム機能の開発に専念します。
InfoPath はいつまでサポートされますか?
InfoPath 2013 クライアントおよび SharePoint Server 2013 用 InfoPath Forms Services のサポートは 2023 年 4 月まで継続されます。Office 365 用については今後改めてお知らせします。Office 365 での InfoPath Forms Services のサポートについては、オンライン サービスのサポート ライフサイクル ポリシーをご確認ください。
フォームの構築や入力にはどのツールを使用すればよいですか?
引き続き InfoPath をご利用ください。
次世代のフォーム機能に移行するためのツールやプロセスは用意されますか?
移行に関するシナリオとガイダンスは、2014 年第 4 四半期に詳細をお知らせする予定です。
SharePoint、Access、Word のそれぞれの新機能について、内容と提供開始時期を教えてください。
年間を通して最新情報を随時お伝えします。また、3 月の SharePoint Conference では内容を簡単にご紹介する予定です。