2013 年 7 月のセキュリティ リリースが 7 月 10 日にありましたが、下記のようなご質問をいただいています。
「悪意のあるソフトウェアの削除ツール -2013 年 7 月 (KB890830) が二回もインストールされている」
悪意のあるソフトウェアの削除ツールだけに、異常があると不安なお客様もいらっしゃるかと思いますが、今月は Windows Update 経由で二回インストールされることも正常な動作としてありえます。
実は「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」にはバージョンがあります。これまでは 4.x というバージョンでしたが、現在は 5.2 というバージョンも提供されています。
ダウンロード センターなどからダウンロードする場合にもこの 5.2 がダウンロード可能です。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/malicious-software-removal-tool-details.aspx
では、二回インストールしたほうがいいのか、一度だけでも大丈夫なのか?!ということについてご説明します。
悪意のあるソフトウェアの削除ツールについては、4.x でも 5.2 でも本来の機能である「悪意のあるソフトウェアを削除する能力」については同じです。実は、削除する能力はエンジンではなく、定義ファイルと呼ばれるものに依存するためどちらのバージョンでも同じなのです。
そのため、回答としては「どちらか一方でも、両方インストールしても問題はない」ということになります。
複数回検出して混乱されている方もいらっしゃると思いますので情報共有しておきました。