こんにちは。
Windows サポートのけまるやです。
Windows には、プリンターに関する様々な処理を実行するために、いくつかの VB スクリプトが付属いたします。
今回は、そのなかでも Pubprn.vbs コマンドを実行した場合に発生する問題についてお問い合わせがありましたため、ご紹介します。
Pubprn.vbs
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc753116.aspx
Pubprn.vbs コマンドは、Windows NT4 で共有されているプリンターを Windows 2000 以降の Active Directory 上に登録するために作成されたスクリプトです。
しかしながら、Pubprn.vbs コマンドは、スクリプトを実行するサーバー自身が共有しているプリンターを公開する場合には、下記のようなエラーが発生することがあります。
この問題について調査を行いましたところ、Pubprn.vbs コマンドは、プリンターの公開処理を呼び出すにあたり、共有しているプリンターの情報取得を行うのですが、ローカル コンピューターをあて先とした場合には、取得されたプリンター名が UNC パスの形式ではないために、その後のチェックでエラーが発生することがわかりました。
このため、Pubprn.vbs コマンドを使用して、サーバー自身が共有しているプリンターを公開することはできません。
Pubprn.vbs コマンドを使用してプリンターの公開を行う場合には、プリンターを共有しているサーバーとは別のコンピューターから pubprn.vbs コマンドを実行していただくよう、ご注意ください。
以上、お問い合わせ事例のご紹介でした。
寒い季節が続きますね。風邪をひかぬよう、お気をつけてお過ごしください。
Windows サポート担当
けまるや