Exchange 製品 チームは、四半期ごとに提供している Exchange Server 2013 の更新プログラムの最新版をリリースしたことを発表しました。
Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 3、および UM 言語パックの更新版は、現在 Microsoft ダウンロード センターで入手可能です。累積更新プログラム 3 には、お客様からご報告いただいた問題についての修正、製品の小規模な機能強化、およびこれまでにリリースされたセキュリティ情報についての修正が含まれています。お客様からのご報告を受けて Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 3 で解決された問題のリストは、サポート技術情報記事 KB2892464でご覧いただけます。
注意:このブログ記事が投稿された時点では、このサポート技術情報の記事に掲載されたリンク先の一部がご覧いただけない可能性があります。リリースノートなど、Exchange Server 2013 に関するドキュメントの更新版は、近日中に TechNet で公開する予定です。
Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 3 では、Exchange のデータ保護にバックアップと回復機能を使用しているユーザーの皆様にとって重要な修正が実施されていますので、ぜひご確認ください。これまで、Exchange Server 2013 から取得したバックアップのデータセットを正常に回復できない現象が不規則に発生するという問題が存在しましたが、これが累積更新プログラム 3 で修正されています。日常業務においてバックアップと回復機能を利用しているお客様は、ぜひ累積更新プログラム 3 を展開し、データのバックアップを実行して、バックアップに含まれているデータを正常に回復できるようにご対応いただくようお願いします。この問題の詳細については、KB2888315 (機械翻訳)をご覧ください。
累積更新プログラム 3 では、お客様からご報告いただいた問題の修正に加えて、Exchange Server 2013 の既存機能に対する以下の機能強化および改良が実施されています。
◆ Exchange 管理コンソールで新しいグループまたは既存のグループにメンバーを追加する際の操作性が向上しました。
◆ クラウド ベースではない Exchange の展開に対して、オンラインの RMS が使用できるようになりました。
◆ 管理監査ログの機能性が向上しました。
◆ Windows 8.1/IE11 では、OWA Light のみが使用可能でしたが、この制限がなくなりました。
詳細については、TechNet で ExchangeServer 2013 の新機能、リリース ノートおよび製品ドキュメントをご覧いただけますので、そちらをご確認ください。
累積更新プログラム 3 には、Active Directory のスキーマおよび構成について、Exchange に関連する更新が含まれています。Active Directory のスキーマ拡張と構成の詳細については、TechNetで該当するドキュメントを参照してください。また、インストールに関する問題を回避するため、アップグレードまたはインストール対象のサーバー上で Windows PowerShell スクリプトの実行ポリシーを "Unrestricted" に設定してください。ポリシー設定を確認するには、アップグレード対象のコンピューターで PowerShell から Get-ExecutionPolicy コマンドレットを実行します。ポリシーが Unrestricted に設定されていない場合は、KB981474 (機械翻訳)に記載されている回避策に従って設定を行ってください。
Exchange Server 2013 の次回更新となる累積更新プログラム 4 は、Exchange Server 2013 Service Pack 1 としてリリースされる予定です。累積更新プログラムの展開に習熟されているお客様は、Service Pack 1 を累積更新プログラム 4 と同等とお考えいただき、通常どおり展開してください。
要確認:
ハイブリッド展開
(オンプレミスとクラウドの両方で Exchange を展開)
のお客様、および
Exchange Online Archiving をオンプレミスの Exchange 展開でご利用のお客様は、累積更新プログラム適用に伴い、通貨設定を維持する必要があります。
補足:上記内容は Exchange 製品チームのBlog の翻訳となります。