C8000247 のエラー番号や下記のエラー メッセージが表示されて Windows Update ができないというお問い合わせをいただくことがあります。
「現在サービスが実行されていないため、Windows Update で更新プログラムを確認できません。このコンピューターの再起動が必要な可能性があります」
この際にまず確認いただきたいのが本当にサービスが止まっているかどうかです。
「ん?そういうメッセージ出しておいて、違うことがあるの?!」と思われることもあると思いますが、実際は Windows Update のサービスへのアクセスができない時にこのメッセージが表示されます。この時、下記のいずれかである可能性があります。
- Windows Update サービスが消失している
- Windows Update サービスが停止している
- Windows Update サービスは動作しているが、正常にアクセスできない状況にある
まずは、サービスの状態の確認方法をご案内します。
- [Windows] + R をキーボードで同時に押します
- [ファイル名を指定して実行] が出ますので、compmgmt.mscと入力して [OK] をクリックします
- [コンピューターの管理] が開きましたら [サービスとアプリケーション] の中の [サービス] をクリックします
これで動作しているサービスの一覧が確認できますので、この中に [Windows Update] という名前があるかを確認します。(ない場合は、サービスが消失しています)
次に、[状態] が [開始] になっているかを確認します。([開始] になっていなければ、サービスがその状態では停止しています)
サービスが存在していて [開始] になっているにもかかわらず、今回のエラーが出る場合にはサービスは正常に動作しているにもかかわらず、正常にアクセスできていない可能性が高いです。
多くの場合、この状態は HDD を交換したコンピューターで発生しています。これは Windows Update 自体に直接的な原因があるわけではなく、HDD の適切なドライバーが適用できていないことが要因です。
要因となっているのは Advanced Format Disk と呼ばれる新しい HDD のフォーマットです。
このフォーマットに対応した HDD を使っている場合、適切なドライバーが適用されていないと一部のデータに正常にアクセスできないことがあります。この場合、適切なドライバーを入手してインストールしてください。
適切なドライバーの入手方法は HDD のメーカーにご相談いただくのが適切ですが、多くの場合 Intel Rapid Storage Technology をインストールすることでも回避できるようです。このあたりはご利用環境にもよるので参考としてご認識ください。
Intel Rapid Storage Technology 11.6.0.1030
https://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&ProdId=3409&DwnldID=22036&lang=jpn
- ファイル名: iata_cd.exe
- バージョン: 11.6.0.1030
- 言語: マルチ・ランゲージ